遺族「殺されたも同然」/つがる4人死亡事故

自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の罪に問われた高杉祐弥被告(34)に対し、青森地裁が法定刑の上限である懲役20年の実刑判決を言い渡したことを受け、死亡した山田久美子さん=当時(46)=の遺族は「4人の命を奪った事故であり、懲役20年は.....
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 自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)の罪に問われた高杉祐弥被告(34)に対し、青森地裁が法定刑の上限である懲役20年の実刑判決を言い渡したことを受け、死亡した山田久美子さん=当時(46)=の遺族は「4人の命を奪った事故であり、懲役20年は当然。遺族にとっては殺されたも同然で、悔しさは消えることがない」と弁護士を通じてコメントを発表した。[br] 同罪の法定刑が「1年以上20年以下の懲役」であることについて、「命が一つであるのは同じなのに、危険運転致死傷罪は殺人罪よりも刑が軽い」と厳しく指摘した。[br] 公判で被告の態度や主張について、「申し訳ないとの言葉はあったが、態度や裁判中の様子からは反省がみじんも感じられなかった」との印象を受けたとし、「都合の悪いところは記憶がないと述べるなど、保身ばかり考えているように感じた」と振り返った。[br] 一方、裁判員を務めた6人のうち3人が判決後の会記者見に臨み、いずれも「判決は妥当」との認識を示した。