コロナで事業中止 留保予算8千万円/八戸市議会一般質問

八戸市議会は8日、一般質問に入り、6議員が登壇した。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた事業中止に伴って留保された予算について、小林眞市長は一般財源ベースで約8千万円だと説明。この財源を、一層の感染症対策や将来の財政需要に備えるなどして有.....
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 八戸市議会は8日、一般質問に入り、6議員が登壇した。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた事業中止に伴って留保された予算について、小林眞市長は一般財源ベースで約8千万円だと説明。この財源を、一層の感染症対策や将来の財政需要に備えるなどして有効活用するほか、国の交付金なども活用し、さらなる経済支援策を検討する考えを強調した。[br] 市によると、新型コロナの感染拡大を踏まえ、海外や他都市との交流事業を取りやめたほか、10月に予定していた全国都市問題会議の中止などで、計約8千万円の予算が留保となった。[br] この予算について小林市長は、状況を見極めながら有効活用する考えを説明。[br] 今後の感染症対策は、国の地方創生臨時交付金や青森県の地域経済対策事業費補助金も活用し、「機を逃さず独自の支援策を検討する」と述べた。[br] 一方、市の財政運営に関しては、市独自の経済対策の実施で財政調整基金の残高が大幅に減少したほか、今後の税収確保の見通しが不透明であることから、「歳入環境は厳しい状況にある」との認識を示した。[br] その上で、可能な限り自主財源の確保を図り、市民サービスの低下を招かないよう財政規律に配慮した運営に努める考えを強調した。