容疑者、物取りの犯行に偽装か/青森女性殺人

青森署から送検される容疑者(中央)=4日午前7時50分ごろ
青森署から送検される容疑者(中央)=4日午前7時50分ごろ
青森市油川の無職女性(61)が自宅で殺害された事件で、殺人の疑いで逮捕された同居する無職の長男(35)が、今後の生活を巡って女性とトラブルになっていたとみられることが4日、捜査関係者への取材で分かった。長男が物取りの犯行と偽装し、証拠隠滅を.....
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 青森市油川の無職女性(61)が自宅で殺害された事件で、殺人の疑いで逮捕された同居する無職の長男(35)が、今後の生活を巡って女性とトラブルになっていたとみられることが4日、捜査関係者への取材で分かった。長男が物取りの犯行と偽装し、証拠隠滅を図った可能性があることも判明。捜査本部が裏付けを進めている。[br] 住宅で長男と暮らしていた父親は5月に病死し、その後に女性が転居してきた。長男と女性は一緒に暮らす前から折り合いが悪く、父親が間を取り持っていたという。捜査本部は同居により、さらに関係が悪化したとみて、動機を調べている。[br] 県警によると、事件発覚時、居間にあるサイドボードの引き出しが複数箇所引き出されていた。また長男が犯行時に身に付けていたとみられる衣類が、弘前市内の建物内で燃えかすとして見つかった。[br] これまで発見されていなかった女性の財布も、長男の供述に基づいて捜索した結果、同市内にある会社の従業員用駐車場で発見された。現金やカード類は入っていなかった。[br] 青森署は4日午前、長男を青森地検に送検した。青森署から送検される容疑者(中央)=4日午前7時50分ごろ