海岸清掃で手当、収入落ち込む漁業者支援 新型コロナ影響で/風間浦村

新型コロナウイルス感染症の影響による海産物の価格低迷を受け、風間浦村が収入が落ち込んだ漁業者支援策として、海岸や漁港を清掃してもらい、手当を支払う事業を実施することが29日、村への取材で分かった。 漁業は村民の約2割が携わる基幹産業。今年は.....
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 新型コロナウイルス感染症の影響による海産物の価格低迷を受け、風間浦村が収入が落ち込んだ漁業者支援策として、海岸や漁港を清掃してもらい、手当を支払う事業を実施することが29日、村への取材で分かった。[br] 漁業は村民の約2割が携わる基幹産業。今年は飲食店の休業もあり、特産の乾燥フノリが1キロ当たり約千円と、例年の半値になるなど影響が出ているという。[br] 事業は、村内3漁協が実施する清掃活動に参加した漁業者に、日当1万3千円を支払う。[br] 清掃活動は毎年実施しているが参加は任意。村は手当を出すことで参加者が増え、より広範囲の清掃効果が期待できると見ている。[br] 事業費は750万円。国の地方創生臨時交付金を活用する。6月10日に開会する村議会定例会に事業費を盛り込んだ一般会計補正予算案を提案する。[br] 3漁協は正・准合わせて333人の組合員がおり、1人2回程度の参加を見込んでいる。冨岡宏村長は「少しでも漁業者の収入につなげたい。世界的な問題になっている海洋プラスチック削減にも寄与できれば」と語った。