【新型コロナ】むつ市が小3~中3に一人1台のタブレット端末配備/全教室の通信環境も整備

むつ市は28日、新型コロナウイルス感染症による休校に対応できるよう、市内の小学3年生~中学3年生を対象に、本年度中に一人1台のタブレット端末を導入すると発表した。並行して小中学校のネットワーク環境整備も進める考えだ。 感染症対策本部会議後、.....
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 むつ市は28日、新型コロナウイルス感染症による休校に対応できるよう、市内の小学3年生~中学3年生を対象に、本年度中に一人1台のタブレット端末を導入すると発表した。並行して小中学校のネットワーク環境整備も進める考えだ。[br] 感染症対策本部会議後、宮下宗一郎市長が情報通信技術(ICT)教育を推進する「市GIGA(ギガ)スクール構想」として明らかにした。[br] タブレットは3千台を導入する。小学1、2年生分900台については21、22年度で整備する。休校中に遠隔授業をする場合、ネット環境がない家庭の子どもについては、学校に出校してもらって授業を受けてもらうことなどを検討している。[br] ネットワーク環境は、市内全22小中学校の計200教室にWi―Fi(ワイファイ)を導入する。[br] 事業費はタブレットが1億6千万円、Wi―Fiが2億円。当初は2023年度までの整備終了を目指していたが、国の補正予算案でGIGAスクールの補助金が大幅に増額となったことから一気に進めることにした。来月開会する市議会定例会に、事業費を計上した一般会計補正予算案を提案する。[br] 宮下市長は「第2波、第3波が来て、いつまた休校になるか分からない。子どもたちの学びを保証していかなければならない」と意義を強調した。