19年発行高4億円割れ 28年ぶり/はちのへ共通商品券

はちのへ共通商品券協同組合(類家徳昌理事長)は27日、2019年度の商品券発行高が前年度から8197万円減少し、3億9322万円になったことを明らかにした。4億円台を割り込むのは1991年度以来28年ぶり。インターネット通販の利用増加やキャ.....
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 はちのへ共通商品券協同組合(類家徳昌理事長)は27日、2019年度の商品券発行高が前年度から8197万円減少し、3億9322万円になったことを明らかにした。4億円台を割り込むのは1991年度以来28年ぶり。インターネット通販の利用増加やキャッシュレス決済の浸透など紙型商品券の需要減少に加え、新型コロナウイルスの影響を受けた格好だ。[br] 同日、八戸パークホテルで開いた定時総会で報告された。過去10年の発行高は4~5億円台(プレミアム付きなどを除く)で推移。19年度は事業開始から30周年の節目を記念した販売促進キャンペーンなどを展開したが、商品券を使った贈答品の減少といった消費行動の変化のほか、年度末には新型ウイルスの感染拡大が追い打ちをかけて伸び悩んだ。回収高は4億2192万円で、回収率は107・3%だった。[br] 総会では、2016年8月以前に発売していた使用期限なしの商品券について、今年12月31日をもって利用を終了することを決定。市民に年内中の使用を広く周知することで一致した。期限付き商品券は引き続き使用できる。[br] 類家理事長は発行高の減少について「時代の流れと新型ウイルスによる消費鈍化が大きい。今後も販売促進に力を入れていく」と話した。