インドネシア人実習生急死、イカ釣り船「第15千鳥丸」が八戸港帰港

調査のため第15千鳥丸の船内に入る八戸海上保安部の職員=22日、八戸港
調査のため第15千鳥丸の船内に入る八戸海上保安部の職員=22日、八戸港
18日夜に乗組員1人が航行中の船内で急死した八戸みなと漁協所属の中型イカ釣り船「第15千鳥丸」(161トン)が22日、八戸港に帰港した。八戸海上保安部が遺体を運び出し、今後、青森県内の医療機関で詳しい死因を調べる方針。 亡くなったのはインド.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 18日夜に乗組員1人が航行中の船内で急死した八戸みなと漁協所属の中型イカ釣り船「第15千鳥丸」(161トン)が22日、八戸港に帰港した。八戸海上保安部が遺体を運び出し、今後、青森県内の医療機関で詳しい死因を調べる方針。[br] 亡くなったのはインドネシア人技能実習生の漁労作業員ワフヨノさん(23)。千鳥丸は22日、関係者ら約10人が見守る中、同港第3魚市場A棟前に接岸。同海保が男性の遺体を運び出した後、乗組員への聞き取りや船内調査を行った。現場の状況などから事件性は低いとみている。[br] ワフヨノさんが今年3月まで乗っていた別のイカ釣り船関係者は「明るくて陽気な青年だった。家族思いで、給料が入るとすぐ国に送金していた。病気などもなかったのに…」と悲しみに暮れていた。[br] 千鳥丸は北太平洋アカイカ漁に向け、金華山(宮城県)の東約1600キロの公海を航行中だった。ワフヨノさんは乗組員と会話中に意識を失い、乗組員が心肺蘇生を試みたものの、亡くなった。調査のため第15千鳥丸の船内に入る八戸海上保安部の職員=22日、八戸港