【新型コロナ】青森県内で初の感染者死亡

青森県は15日、新型コロナウイルスに感染し、県内医療機関に入院していた80代女性が同日中に死亡したと発表した。感染者の死亡は県内初。県は詳細を明らかにしてないが、女性はクラスター(感染者集団)が発生した十和田市の認知症グループホームの入居者.....
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 青森県は15日、新型コロナウイルスに感染し、県内医療機関に入院していた80代女性が同日中に死亡したと発表した。感染者の死亡は県内初。県は詳細を明らかにしてないが、女性はクラスター(感染者集団)が発生した十和田市の認知症グループホームの入居者で、市立中央病院に入院していたとみられる。死因は老衰と全身の筋肉などが衰える廃用性症候群で、県は「直接の死因はコロナによるものではないが、間接的に影響を及ぼした可能性がある」との見方を示した。[br] これまで県内で感染が確認されたのは27人。保健所管内別にみると、上十三14人、八戸市9人、青森市3人、五所川原1人。同日までに計21人が退院していた。県によると、残る入院者は5人で、重症化した人はいない。[br] 女性が入居していた十和田市の認知症グループホームでは、4月9日に入居者の感染を初めて確認。施設の介護職員と入居者の計9人が集団感染するクラスターが発生した。その後、感染者が入院していた同病院では院内感染が生じ、看護師4人と看護師の夫の計5人が感染した。[br] 県の有賀玲子健康福祉部長は15日、「お亡くなりになった方のご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご遺族に心よりお悔やみ申し上げる」とコメント。「女性の病状や経過の詳細などについては、遺族の意向を踏まえ、個人の特定につながる情報は公表を控える」としている。