【新型コロナ】農業指導でケーブルテレビ活用 県が田子でニンニク栽培指導の様子を撮影/三八地域県民局農業普及振興室

テレビカメラの前でニンニク栽培の注意点を説明する青森県の担当者=15日、田子町
テレビカメラの前でニンニク栽培の注意点を説明する青森県の担当者=15日、田子町
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ニンニク生産が盛んな田子町で、生産者への農業指導に地元ケーブルテレビを活用する動きが広がり始めている。青森県三八地域県民局農業普及振興室は例年、八戸農協と共同でニンニクなどの栽培講習会を開いてきた。本.....
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 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、ニンニク生産が盛んな田子町で、生産者への農業指導に地元ケーブルテレビを活用する動きが広がり始めている。青森県三八地域県民局農業普及振興室は例年、八戸農協と共同でニンニクなどの栽培講習会を開いてきた。本年度は密集を避けるため開催できず、やむを得ず取った対策だが、「分かりやすく、組合員以外も情報を得られる」と好評で、担当者は手応えを感じている。[br] 同農協管内では、4月上旬から生産者を集めての栽培講習会を中止し、文書での情報提供や個別巡回で対応してきた。ただ、「文書だけでは分かりにくい」との声もあり、同振興室が情報提供の方法を模索。田子町ケーブルテレビジョンが以前から講習会を取材していた経緯もあり、4月から講義形式で番組を収録し、放送してもらっている。[br] 15日は、町内のスタジオでニンニク栽培の第2回と、スナップエンドウ栽培の初回を撮影。同振興室の担当者がモニターに写真やグラフを映し出しながら、生育状況や病害虫防除のポイントなどを解説した。[br] 同振興室の大和山真一室長は「生産者の意欲を維持するためにも、活用できるものは何でも使いたい。放送では一方通行となるが、個別相談などでフォローしたい」と話した。テレビカメラの前でニンニク栽培の注意点を説明する青森県の担当者=15日、田子町