大間、東通原発は今後の審査で確認/原子力規制委

内閣府の有識者会議が4月に公表した、日本海溝・千島海溝沿いを震源とする巨大地震に伴う津波想定を巡り、原子力規制委員会は13日の定例会合で、東北電力東通原発(東通村)と電源開発大間原発(大間町)への影響を今後の審査で確認していく方針を決めた。.....
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 内閣府の有識者会議が4月に公表した、日本海溝・千島海溝沿いを震源とする巨大地震に伴う津波想定を巡り、原子力規制委員会は13日の定例会合で、東北電力東通原発(東通村)と電源開発大間原発(大間町)への影響を今後の審査で確認していく方針を決めた。[br] この想定で、青森県の太平洋沿岸に襲来する津波の高さは東日本大震災の規模を超え、東通は最大13・9メートル、大間では10・3メートルとされた。防潮堤を含めた敷地の海抜は東通原発が約16メートル、大間原発が15メートル。ただ、基準津波(想定される最大規模の津波)の妥当性を含めて審査は本格化していない。[br] 審査書案を了承した日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)と、審査が最終盤を迎えるリサイクル燃料貯蔵の使用済み核燃料中間貯蔵施設(むつ市)については、想定が両社の評価結果を下回るため「特段の対応を要しない」とした。