3期連続悪化、コロナで全産業で落ち込み 青森県内景況調査20年1~3月期/みちのく銀行まとめ

みちのく銀行(藤澤貴之頭取)は8日、青森県内の景況調査(2020年1~3月期)をまとめた。業況を示す景気動向指数(DI)は前期(19年10~12月期)に比べ9・6ポイント低下し、マイナス36・0となり、3期連続で悪化。新型コロナウイルスの影.....
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 みちのく銀行(藤澤貴之頭取)は8日、青森県内の景況調査(2020年1~3月期)をまとめた。業況を示す景気動向指数(DI)は前期(19年10~12月期)に比べ9・6ポイント低下し、マイナス36・0となり、3期連続で悪化。新型コロナウイルスの影響を受け、全産業で落ち込みが見られた。[br] DIは、前年同期と比べて業況が「好転」したと回答した企業の割合から「悪化」したと答えた企業の割合を差し引いた値。3月中旬から4月中旬にかけ、290社にアンケートを行い、206社(回答率71・0%)から回答を得た。[br] 業種別に見ると、運輸・サービス業はマイナス40・4ポイント(前期比14・5ポイント減)と大きく後退し、3期連続の悪化。回答した運輸業のある事業者からは「大手工場の稼働停止や都内飲食店の営業自粛で、荷物が不足している。単価が下がり、安い仕事の獲得競争が始まっている」と懸念の声が上がる。[br] 建設業はマイナス28・2(15・4ポイント減)の5期連続、小売業はマイナス43・6(0・7ポイント減)の2期連続でそれぞれ悪化。一方、改善していた製造業はマイナス40・5(13・7ポイント減)、卸売業はマイナス23・3(1・4ポイント減)と、共に2期ぶりに後退した。[br] 県内の次期(20年4~6月期)DIは、今期より13・5ポイント減のマイナス49・5で、4期連続で悪化する見通し。