【新型コロナ】58人陰性、新たな感染者なし 十和田市立中央病院

青森県は30日、新型コロナウイルスの院内感染が疑われる十和田市立中央病院に関連した、残りの濃厚接触者30人の陰性が確認されたと発表した。対象となった病院の医療関係者や感染が確認された看護師の家族を合わせた計61人のうち、58人が陰性だった。.....
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 青森県は30日、新型コロナウイルスの院内感染が疑われる十和田市立中央病院に関連した、残りの濃厚接触者30人の陰性が確認されたと発表した。対象となった病院の医療関係者や感染が確認された看護師の家族を合わせた計61人のうち、58人が陰性だった。[br] 県は、病院の感染症病棟で最初に感染が確認された看護師の濃厚接触者についてPCR検査を実施。このうち、医療関係者と看護師の夫の検査結果が28日に判明し、同僚看護師3人が陽性だった。県は当初、この日の対象人数を30人と発表していたが、31人だったと訂正した。[br] 今回、陰性と分かったのは残る医療関係者20人と看護師3人の家族計10人。[br] 看護師4人以外に感染が確認されなかったことについて、県健康福祉部の有賀玲子部長は「ひとまずは安心したが、最後の勤務からまだ2週間が経過していない。クラスター(感染者集団)が回避されたとは言えず、注意深く経過を見守りたい」との考えを示した。[br] 感染症病棟ではクラスターが発生した十和田市内の認知症グループホームの感染者を受け入れていたが、院内で感染が広がった経緯は分かっていない。[br] 県は30日、院内の感染拡大防止のために感染管理を専門とする看護師1人と、疫学調査を行う災害時健康危機管理支援チーム(DHEAT)の統括者1人を派遣した。[br] このほか、県は29日までに県内の感染者のうち、新たに1人が退院したと明らかにした。退院した人は計15人。11人が現在も入院中だが、重症化した人はいないという。