性暴力被害相談399件 青森県内、19年度

性犯罪や性暴力の被害者を支援する「あおもり性暴力被害者支援センター」(田﨑博一理事長)によると、2019年度に同センターに寄せられた相談実績は399件(前年比28件減)だった。県担当者は「自分で抱え込もうとせず、勇気を持って相談してもらえら.....
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 性犯罪や性暴力の被害者を支援する「あおもり性暴力被害者支援センター」(田﨑博一理事長)によると、2019年度に同センターに寄せられた相談実績は399件(前年比28件減)だった。県担当者は「自分で抱え込もうとせず、勇気を持って相談してもらえらば」と呼び掛けている。[br] 相談実績の内訳は、電話361件、面接38件。相談人数は90人で、相談事案数は77件。1事案あたりの相談件数は約5件。事案内容によっては被害者と複数回相談を重ね、適切な支援を考える必要があるため。[br] 主な相談内容では強制性交20件、強制わいせつ13件、保護者など監護者性交・わいせつ各4件、性的嫌がらせなどその他の性暴力は28件に上った。[br] 同センターは県や県警、あおもり被害者支援センター、県産婦人科医会の4団体が17年3月に設立。専門のコーディネーターが被害者の相談内容に応じて適切な関係機関を紹介しているほか、警察の相談窓口や病院まで付き添う同伴サポートなどを実施している。[br] 県青少年・男女共同参画課男女共同参画グループマネージャーの越前美奈子総括主幹は「誰にも相談できず、明らかにされていない性被害は多い。被害者の家族や友人からも連絡を受け付けている」と話した。[br] 相談は、同センターが運営する専用相談電話「りんごの花ホットライン」=電話017(777)8349=へ。受付時間は月、水曜が午前10時~午後9時。火、木、金は午前10時~午後5時。土日祝日、年末年始を除く。