東北ファーム(三沢)が「JGAP認証」取得

JGAP認証書を掲げる山本彌一社長(中央)ら=23日、三沢市
JGAP認証書を掲げる山本彌一社長(中央)ら=23日、三沢市
三沢市の採卵養鶏業「東北ファーム」(山本彌一社長)は、農畜産物の安全性を示す「JGAP(家畜・畜産物)認証」を取得した。対象畜種は採卵鶏で、取得は3月19日付。今回の認証取得により、生産農場から鶏卵の洗浄や検査、包装などを行う工場まで組織全.....
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 三沢市の採卵養鶏業「東北ファーム」(山本彌一社長)は、農畜産物の安全性を示す「JGAP(家畜・畜産物)認証」を取得した。対象畜種は採卵鶏で、取得は3月19日付。今回の認証取得により、生産農場から鶏卵の洗浄や検査、包装などを行う工場まで組織全体が第三者認証を併せ持つ、青森県内初の採卵鶏事業者となった。同社は「一貫した体制を、商品でも他と差別化した形でアピールし、販売に力を入れたい」としている。[br] JGAPは、食品安全や家畜衛生、環境保全の確保などに取り組む農場に与えられる認証。県内に本社を置く採卵鶏事業者による認証取得は3例目。取得に当たり、青森銀行(成田晋頭取)の支援を受けた。[br] 同社は、三沢市内の成鶏舎47棟で採卵鶏約150万羽を飼育。1日当たり73トンを生産している。生産農場での生産工程管理の取り組みを進め、食の安全・安心を担保するため、2018年12月に認証取得に向けたチームを編成。農場でのルール作りや従業員への教育、農場環境整備などを行い、20年2月に認証機関による審査を受けた。[br] JGAP認証取得に先立ち、18年10月には、鶏卵の洗浄や検査、包装などを行う三つの工場が県内で初めて、日本卵業協会が定める高度な食品衛生管理手法「GPセンターHACCP(ハサップ)」の認証を受けた。 同社で23日開かれた記者会見で、山本社長は「JGAP認証取得を機に、安全・安心できる鶏卵生産を進めるばかりでなく、透明性の高い養鶏経営を目指す」と強調した。JGAP認証書を掲げる山本彌一社長(中央)ら=23日、三沢市