原燃の補正書またもミス/再処理工場審査・規制委

日本原燃が大型モニター(左奥)を通じて参加した審査会合=14日、東京都内
日本原燃が大型モニター(左奥)を通じて参加した審査会合=14日、東京都内
原子力規制委員会は14日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、テレビ会議による審査会合を初めて開いた。日本原燃が再提出した使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の補正申請書を巡り、記載漏れなどのミスが再び見つかったことを明らかにし、再発防止を.....
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 原子力規制委員会は14日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、テレビ会議による審査会合を初めて開いた。日本原燃が再提出した使用済み核燃料再処理工場(六ケ所村)の補正申請書を巡り、記載漏れなどのミスが再び見つかったことを明らかにし、再発防止を確約した上で補正書を改めて出し直すよう求めた。原燃は4月中に提出する方針。[br] 原燃は3月、再処理工場の実質的な審査が終了したことを受けて約1万ページの補正書を提出したが、設計方針の記載漏れなど58項目にわたるミスを指摘されていた。今月13日に再提出したものの、社内チェックの不備を重ねて露呈した格好だ。[br] 規制委は現状で3、4割の確認にとどまると断った上で、前回の指摘事項が未反映だった箇所が少なくとも8カ所あると指摘。原燃の越智英治執行役員が「何を書くべきか十分把握していなかった」と陳謝したのに対し、事務方の審査担当者は「再三申し上げても相変わらずこういう状態。相当丁寧に確認すると約束してもらうしかない」と批判した。[br] この日の会合は、六ケ所村の原燃本社と東京・六本木の原子力規制庁をつなぎ、規制委側の出席者も絞って実施した。日本原燃が大型モニター(左奥)を通じて参加した審査会合=14日、東京都内