【新型コロナ】新型感染症外来、月内に設置/むつ総合病院

一部事務組合下北医療センターむつ総合病院(管理者・宮下宗一郎むつ市長)は8日、新型コロナウイルス感染防止対策で、屋外のプレハブで診察に当たる「新型感染症外来」の設置を決めた。資材入荷を待って16日以降に設置を始め、今月中の開設を目指す。 同.....
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 一部事務組合下北医療センターむつ総合病院(管理者・宮下宗一郎むつ市長)は8日、新型コロナウイルス感染防止対策で、屋外のプレハブで診察に当たる「新型感染症外来」の設置を決めた。資材入荷を待って16日以降に設置を始め、今月中の開設を目指す。[br] 同市の公済会館で開かれた、下北地域の医療機関関係者らで構成する「下北医療圏新型コロナウイルス感染症対策連絡会議」で決まった。[br] 新型感染症外来は、感染が疑われる患者と一般の外来患者の接触を防ぐ狙いがある。場所は同病院のメンタルヘルス科診療棟の横で、自家用車で乗り付けることができる。[br] プレハブ4棟(診察室3棟、受付1棟)を整備し、医師と看護師らの専従チームが診察に当たる。同市で感染拡大が起きた場合や、感染経路不明の患者が出た場合から運用を開始する。[br] 感染者の入院では、ゾーニング(隔離処置)がしやすい6階病棟の一区画を使用し、4人まで受け入れる方針。ただ、1人でも受け入れた場合は「急患を除き、新規の入院患者の受け入れを制限する可能性がある」(宮下管理者)という。 感染者が増えた場合の医療崩壊を防ぐため、軽症者の受け入れでは「市下北自然の家」の活用も検討している。[br] 宮下管理者は「下北地域は医療体制が脆弱(ぜいじゃく)。1人でも感染者が出ると医療崩壊する可能性がある。そうならないよう準備を整えておかなければならない」と語った。