テレビ番組効果か?! ナガイモ需要増、価格も回復基調

健康意識の高まりを背景に需要が高まっているナガイモ=2日、八戸市中央卸売市場
健康意識の高まりを背景に需要が高まっているナガイモ=2日、八戸市中央卸売市場
青森県が全国トップクラスの生産量を誇るナガイモの需要が高まっている。2月に全国放送のテレビ番組で「インフルエンザを予防し、免疫力を高める効果がある」と紹介されたことが一因とみられ、新型コロナウイルスへの危機感も相まって、取扱量が急増。低迷し.....
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 青森県が全国トップクラスの生産量を誇るナガイモの需要が高まっている。2月に全国放送のテレビ番組で「インフルエンザを予防し、免疫力を高める効果がある」と紹介されたことが一因とみられ、新型コロナウイルスへの危機感も相まって、取扱量が急増。低迷していた価格も回復基調にある。市場関係者は思わぬ反響に驚きつつ、「ナガイモの健康効果が見直され人気が持続すれば」と期待している。[br] 八戸市中央卸売市場の3月の取り扱い状況は、数量が前年同期比58・8%増の734トン、金額が66・7%増の1億5422万円だった。1キログラム当たり単価は209円。2019年は全国的な豊作を背景に低水準で推移していたが、5カ月ぶりに200円台を回復した。[br] 仲卸業の長塚青果八戸支店の梅田信弘支店長は、「やはり番組の影響が大きい。放送後、首都圏からの注文が急増し、大きさや等級に関わらずどんどん売れている」と反響の大きさに目を丸くする。[br] 単価の下落に頭を悩ませていた出荷者側は、胸をなでおろしている。八戸農協営農部の福山卓也販売課長は、「昨年から販売に苦労してきたので、需要の増加は歓迎している。価格も回復しつつあり、生産者の励みにもなっている」と語る。健康意識の高まりを背景に需要が高まっているナガイモ=2日、八戸市中央卸売市場