手術支援ロボ「ダビンチ」4月から子宮全摘術にも/三沢病院

三沢市立三沢病院(坂田優事業管理者)は26日、4月から手術支援ロボット「ダビンチ」による子宮全摘術を行うと発表した。 同病院のダビンチは2018年4月から稼働。現在は泌尿器科領域の前立腺がん、外科領域の直腸がんの摘出術で活用している。 今回.....
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 三沢市立三沢病院(坂田優事業管理者)は26日、4月から手術支援ロボット「ダビンチ」による子宮全摘術を行うと発表した。[br] 同病院のダビンチは2018年4月から稼働。現在は泌尿器科領域の前立腺がん、外科領域の直腸がんの摘出術で活用している。[br] 今回、準備が整ったことからダビンチによる子宮全摘術を実施する。4月上旬に1例目の予定が入っているという。執刀医は弘前大大学院医学研究科産科婦人科学講座の横山良仁教授。三沢病院の産婦人科常勤医への指導にも当たる。[br] ダビンチは操縦席の執刀医が3D画像を見ながら手元のコントローラーを操作。4本のロボットアームにその動きが伝わり、手術が行われる。スタッフはモニターの立体画像を見て手術を支援できる。複雑な動きのできるアームを使うことで、開腹手術に比べて傷口や出血を抑えられる。[br] 横山教授は取材に「前立腺がん、直腸がんの摘出術よりも傷は小さく済む。術中の安全性や術後の痛みのなさ、患者の回復の早さがメリット」と強調した。[br] スタート時は保険適用外だが、一定の手術症例をこなせば適用となる。それまでは病院側が費用を全額負担する。