ナガイモなど需要回復傾向 2月の八戸市中央卸売市場

八戸市中央卸売市場が20日までにまとめた2月の市況概要によると、青果部門の取扱数量は7278トン(前年同月比3・5%増)、取扱金額は14億7641万円(10・4%減)。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要の不透明感や、暖冬の影響による前進.....
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 八戸市中央卸売市場が20日までにまとめた2月の市況概要によると、青果部門の取扱数量は7278トン(前年同月比3・5%増)、取扱金額は14億7641万円(10・4%減)。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う需要の不透明感や、暖冬の影響による前進出荷などで全体に単価安が続いている半面、ナガイモなど一部の主力品目では需要の回復傾向がみられた。[br] 野菜は6013トン(6・7%増)、11億2255万円(13・2%減)。青森県産ゴボウは前年並みの入荷に対して需要が伸びず、単価は3割止まりと苦戦した。県産ニンニクは入荷が3割増ながらB・C級品の取引で単価は4割減。キャベツも前進出荷でやや単価安となった。一方、県産ナガイモはテレビ番組で免疫効果が宣伝されたことも影響し、徐々に単価高へ傾いた。[br] 果実は1224トン(9・9%減)、3億2981万円(0・6%増)。県産リンゴは入荷1割減と在庫が少なく、中玉・小玉中心の取引ながら単価は4割増。イチゴは県産などの入荷は順調だったが、相場が下がらず販売に苦戦した。[br] 花卉部門は88万本・鉢・個(2・9%減)、7158万円(6・9%減)。コロナウイルス流行に伴う各種行事の延期や中止で需要減が見込まれており、全体に単価安での取引となった。