数量・金額ともに過去10年で最低 八戸港2月水揚げ

八戸市水産事務所が10日にまとめた2月の八戸港の水揚げ統計によると、数量748トン(前年同月比42%減)、金額4億5083万円(36%減)と伸びず、ともに過去10年間で最低に沈んだ。シーズン終盤の水揚げをした中型イカ釣り船の船凍品はスルメイ.....
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 八戸市水産事務所が10日にまとめた2月の八戸港の水揚げ統計によると、数量748トン(前年同月比42%減)、金額4億5083万円(36%減)と伸びず、ともに過去10年間で最低に沈んだ。シーズン終盤の水揚げをした中型イカ釣り船の船凍品はスルメイカ、アカイカとも振るわなかった。[br] 漁業種別では、主力の中型イカ釣り船はスルメイカが291トン(56%減)、3億82万円(34%減)、アカイカは11トン(68%減)、4875万円(73%減)と低調。半面、前年は実績のなかったヤリイカ4トン、308万円の水揚げがあった。[br] 中型船は日本海と三陸沖に展開したが、漁場の天候悪化に伴い早めに操業を切り上げ、帰港する船が続出。一方、日本海に出た船の一部は2月末まで漁を続け、3月上旬に水揚げを行った。[br] 大~小型の底引き網船は主にマダラやスケソウダラ、サメなどを漁獲したが、水揚げは285トン(36%減)、9030万円(44%減)と不振。しけで操業日数が限られた。[br] 1月からの累計は1382トン(34%減)、7億858万円(32%減)と低迷している。