市施設の維持管理費41億円/八戸市議会一般質問

八戸市議会定例会は4日、一般質問に入り、5会派の各代表者が登壇した。学校なども含めた市所有施設の維持管理費について、小林眞市長は2020年度一般会計当初予算ベースで総額が約41億円と説明。開館予定の新美術館経費や各施設の老朽化に伴う修繕費で.....
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 八戸市議会定例会は4日、一般質問に入り、5会派の各代表者が登壇した。学校なども含めた市所有施設の維持管理費について、小林眞市長は2020年度一般会計当初予算ベースで総額が約41億円と説明。開館予定の新美術館経費や各施設の老朽化に伴う修繕費で、今後も総額が膨らむとの見通しを示しつつ、経費の削減などによって財政健全性の維持に努める考えを強調した。[br] 近年、大型公共施設の建設が相次ぐ市に対しては、完成後に維持管理費が増大し、将来負担が拡大するのでは―と懸念されている。[br] 市は新年度予算案で、昨年9月にオープンした屋内スケート場の運営費を当初見込みより1億円多い3億円を計上。こうした現状から、4日の一般質問でも関連質問が相次いだ。[br] 議員への答弁で小林市長は、市有施設の維持管理費の詳細について、20年度予算案に指定管理料19億円、光熱水費・燃料費9億円、警備・清掃・点検委託料11億円、修繕費2億円の計約41億円を計上していると説明。屋内スケート場と、6月に供用開始となる総合保健センターの経費増により、19年度より3億円膨らんでいるとした。[br] 大型建設事業に関する市債償還が順次始まることで、上昇が見込まれる実質公債費比率については、基準を下回る想定であることから「引き続き健全な財政運営に努める」と強調した。