青い森信用金庫は4日までに、青森県内の1月の経済概況をまとめた。八戸地区の個人消費を見ると、八戸市内の大型小売店5店舗は少雪や暖冬の影響を受け、コートやジャケットといった冬物衣料の売れ行きが低調。全体の売り上げは前年同月比4・3%減で4カ月連続のマイナスとなった。青森地区も冬物商戦は振るわなかったが、青森市内の大型小売店2店舗の売上高は、テナントの増加などで9・2%アップした。[br] 【水産加工】締めさばは全国的に需要が高く、例年以上の売り上げを確保。ライフスタイルの多様化を背景に、小分けタイプや簡単に調理できる商品の受注は良好に推移し、各業者が新商品開発を進めている。[br] 【建設業】新規受注高を見ると、八戸、十和田、青森の各地区とも、官公庁工事は前年実績が低水準だったため大幅にアップした。[br] 八戸建設業協会の官公庁工事は7億8200万円(前年同月比270・1%増)となった。八戸地区6社の官公庁工事は3億2700万円(333・2%増)に増加した半面、民間工事は7200万円(71・3%減)と低調だった。[br] 十和田地区5社は、官公庁工事が6億7千万円で16倍以上に伸長し、民間工事も7億8500万円(99・9%増)に拡大した。[br] 青森地区5社は、官公庁工事が4億3千万円(697・3%増)、民間工事が2億7千万円(172・0%増)にそれぞれ伸びた。[br] 【鉄工業】八戸地区8社の新規受注高は鉄骨工事が5900万円、製缶工事が4900万円だった。