【新型肺炎】議会選控え選管も対応/三沢、三戸

三沢市選管では選挙事務を担当する職員らに配布するマスクの準備が行われた=27日、市役所
三沢市選管では選挙事務を担当する職員らに配布するマスクの準備が行われた=27日、市役所
3月8日投開票の三沢市議選と三戸町議選で、両選管が新型コロナウイルスによる肺炎感染の対応に追われている。マスクの入手が困難となる中、三沢市では選挙事務に当たる職員や立会人向けに、防災用で備蓄するマスクを回すことで準備を整えた。三戸町でも投票.....
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 3月8日投開票の三沢市議選と三戸町議選で、両選管が新型コロナウイルスによる肺炎感染の対応に追われている。マスクの入手が困難となる中、三沢市では選挙事務に当たる職員や立会人向けに、防災用で備蓄するマスクを回すことで準備を整えた。三戸町でも投票所への消毒液設置を決め、職員へのマスク配布を検討している。[br] 三沢市議選は3月1日告示される。市選管によると、27日に青森県選管を通じ、選挙管理執行における感染症への対応を求める総務省の通知が届いた。[br] なかなかマスクを手に入れることができずにいたが、市が備蓄する防災用を活用することにし、27日にようやく600枚の準備が整った。期日前投票所の2カ所で職員や立会人の着用を徹底するほか、8日も計44カ所の投票所と開票場所の市総合体育館で同様の対応を取る。投開票所には消毒液も用意する。[br] 三戸町議選は3日告示。町選管は投票所21カ所に消毒液を置くことを決めており、現在、職員らへのマスク配布も検討している。[br] ただ、投票に訪れる人にマスクの着用を義務付けることはできない。対策は限られるが、三沢市選管の高橋次郎事務局長は「手洗いやうがいといった一般的な予防対策を呼び掛けるチラシを投票所に張り出すことも検討したい。職員らのマスク着用や室内換気などを気を付けてやっていくしかない」と話した。[br] 一方、立候補予定者からは投票率への影響を指摘する声も。定数18に21人が出馬する見込みの三沢市議選は、前回から顔ぶれが大きくは変わらず、盛り上がりを欠くとされている。これに新型肺炎の感染拡大が加わり、前回68・58%だった投票率が「50%台まで落ちるのではないか」と予測する現職もいた。三沢市選管では選挙事務を担当する職員らに配布するマスクの準備が行われた=27日、市役所