青森県がおいらせ町などの廃棄物調査に向け予算計上

バスや廃自動車などが野積みされているおいらせ町青葉の現場=18日
バスや廃自動車などが野積みされているおいらせ町青葉の現場=18日
青森県は20日に公表した2020年度一般会計当初予算案で、産業廃棄物が野積みされている県内数カ所の現状調査や巡回監視活動を強化する「使用済自動車適正処理推進事業費」として5570万円を計上した。おいらせ町の現場も含まれており、住民は早期撤去.....
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 青森県は20日に公表した2020年度一般会計当初予算案で、産業廃棄物が野積みされている県内数カ所の現状調査や巡回監視活動を強化する「使用済自動車適正処理推進事業費」として5570万円を計上した。おいらせ町の現場も含まれており、住民は早期撤去を訴えている。[br] 同町で廃自動車や重機、廃家電、タイヤなどが山積みにされるのは向山3丁目と青葉8、9丁目付近、古間木山の計3カ所。[br] 向山地区に住む女性は「廃棄物があるままだと、一般の人もごみを捨てにくる。こんなに増える前に行政が動いてくれていれば」と対応の遅さを指摘。[br] 青葉9丁目に住む女性も「20年ほど前から住んでいるが、当時からごみがあり増えていった。早く片付けてほしい」と訴えた。[br] 廃自動車などの野積みは三沢市などでも確認されている。[br] 20年度は現状を把握した上で、今後の対策を検討する。所有者らへの行政指導や撤去は、21年度以降に行う方針。[br] 町は18日に町長や担当職員が町内の現場を視察。町環境保健課は取材に「今後、県から要請があれば協力していく」としている。バスや廃自動車などが野積みされているおいらせ町青葉の現場=18日