百石えんぶり開幕/おいらせ

八幡宮で勇壮な摺りを奉納する百石えんぶりの太夫
八幡宮で勇壮な摺りを奉納する百石えんぶりの太夫
おいらせ町の伝統芸能「百石えんぶり」が15日、3日間の日程で開幕した。初日は同町上明堂の八幡宮で、太夫が勇壮な摺(す)り、子どもたちはかわいらしい祝福舞を奉納した。 百石えんぶりは190年以上の歴史を持ち、上北郡内で唯一残るえんぶり。五戸通.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 おいらせ町の伝統芸能「百石えんぶり」が15日、3日間の日程で開幕した。初日は同町上明堂の八幡宮で、太夫が勇壮な摺(す)り、子どもたちはかわいらしい祝福舞を奉納した。[br] 百石えんぶりは190年以上の歴史を持ち、上北郡内で唯一残るえんぶり。五戸通りどうさいえんぶりの流れをくみ、太夫が烏帽子えぼしを手で押さえず激しく振るのが特徴。[br] 春の気配を感じさせる好天に恵まれた初日、八幡宮の境内には多くの地域住民らが集まった。太夫は口上に合わせ、烏帽子を地面近くまで下げて振る摺りを披露し、観衆を魅了。子どもたちは、百石えんぶり特有の「竹の子舞」などの祝福舞を元気に踊った。[br] 同町の大宮馨さん(39)は「地域の伝統行事を子どもに見せたいと思ってきた。えんぶりは力強かった」と話し、長女の凜さん(6)=町立百石小1年=は「動きが速くてかっこ良かった」と笑顔を見せた。この日は、同町の法運寺やカワヨビル駐車場でも行った。[br] 16日は町役場分庁舎周辺で門付け。最終日の17日は八戸えんぶりの一斉摺りに参加した後、午後2時から同分庁舎、同3時からはおいらせ病院で門付けを行う。八幡宮で勇壮な摺りを奉納する百石えんぶりの太夫