1階は飲食店とオフィス入居 八戸・八日町の複合ビル 

完工に徐々に近づいている商業スペースとマンションの複合ビル(中央)=13日、八戸市
完工に徐々に近づいている商業スペースとマンションの複合ビル(中央)=13日、八戸市
八戸市八日町の旧長崎屋跡地の複合ビル(13階建て)建設計画で、事業主体「新八日町プロジェクト」の田名部智之社長は13日、本紙取材に対し、1階部分の商業スペースに軽食の店舗とオフィスの計2施設が入居すると明らかにした。2階以上のマンション部分.....
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 八戸市八日町の旧長崎屋跡地の複合ビル(13階建て)建設計画で、事業主体「新八日町プロジェクト」の田名部智之社長は13日、本紙取材に対し、1階部分の商業スペースに軽食の店舗とオフィスの計2施設が入居すると明らかにした。2階以上のマンション部分を含め、今年5月の完成、8月の供用開始を目指す。建設工事の進捗(しんちょく)率は今月末で約95%に達する見込みで、“中心街の中心部”とも言える三日町交差点には、完成が間近に迫った市内最大級の高さを誇るビルが姿を現している。[br] 建物は新八日町プロジェクトが建設。2~13階部分の分譲マンション部分は開発業者のマリモ(広島市)が買い取り、1階部分は八戸市の総合建設業・田名部組が取得する。[br] ビルの敷地面積は約1600平方メートル、延べ床面積は約6600平方メートル。全高は42・5メートルに上り、市庁別館などと並んで市内最大級の建物になる。[br] マンションは全57戸で、既に完売。街なかの居住人口は100人以上増える見通しで、周囲の飲食店や小売店などへの経済波及効果も期待される。[br] 工事の仮囲いが撤去されれば、1階の店外は歩道と合わせて5~6メートル程度のスペースが確保され、公共機能としてバス待合所も整備される。[br] 同社によると、建物の本体工事と低層階の内装工事は既に完了。現在は2階以上の内装や立体駐車場の建設を行っている。1階の商業部分については、交差点に面したスペースに軽食の店が入居する。[br] 1階の店舗に関しては、県内外の複数の業種から引き合いがあったが、一般の市民が利用できるスペースにしたかった―としている。[br] 田名部社長は取材に「居住人口が増えることで、中心街への新たな店舗の出店にも期待している。ビルの完成によって景観が向上し、一帯が雰囲気の良い空間になる」と強調。「複合ビルの建設が新たなマンション整備などの呼び水にもなるのではないか」との見方を示した。完工に徐々に近づいている商業スペースとマンションの複合ビル(中央)=13日、八戸市