大間“快進撃”初の8強 競り勝ちムード最高潮

「ここを抑えられたらヒーローになれる」。八回1死満塁で劣勢に立たされても、大間の主戦佐々木月は野球を楽しんでいた。打力を見せ付けてコールドゲームにした1、2回戦とは違う、1点を争うロースコアゲームを競り勝った大間。夏の大会初の8強入りに、佐.....
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 「ここを抑えられたらヒーローになれる」。八回1死満塁で劣勢に立たされても、大間の主戦佐々木月は野球を楽しんでいた。打力を見せ付けてコールドゲームにした1、2回戦とは違う、1点を争うロースコアゲームを競り勝った大間。夏の大会初の8強入りに、佐々木は「一戦一戦を大事に戦えている結果だ」と満面の笑顔を見せた。  八回は2者連続で三振に切って取った。最後に奪ったストライクは、外角に逃げるスライダーだった。「この試合で一度も後ろにそらしていない」。捕手岡本隆雅を信頼し、思いっきり腕を振り、難所を切り抜けた。岡本も「大会前は投球が安定しなかったが、狙い通りのボールが来るようになった」とエースの復調を肌で感じている。  部員13人ながら「全員がムードメーカーを目指し、試合中も互いに声を掛け続ける。堂々の試合運びで8強入りし、チームの雰囲気は最高潮。先制打の畠中大輔は「練習以上のプレーができている」と“快進撃”に驚きを隠せない。  次戦の相手は、優勝候補の八学光星。佐々木は「相手の名前に負けず、最初から攻めの姿勢で向き合いたい」と闘志をみなぎらせた。 【東奥学園―大間】7回、熱投を見せる大間の佐々木月(右)=長根 [right]2018年夏季県大会・3回戦 大間 VS 東奥学園 [/right]