【県春季高校野球】八戸西、勢い乗り切れず薄氷の勝利

【八戸西―三沢商】12三振、2失点で完投した八戸西の先発福島蓮=七戸町営
【八戸西―三沢商】12三振、2失点で完投した八戸西の先発福島蓮=七戸町営
センバツ出場校の八戸西にとっては薄氷の勝利だった。先制され、リードしても追い付かれる苦しい展開。九回に決勝点となる右犠飛を放った主砲廣田大和は「(コロナ禍で練習試合が制限されていることによる)実戦不足もあり、まだ振れていない。調子が上がって.....
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 センバツ出場校の八戸西にとっては薄氷の勝利だった。先制され、リードしても追い付かれる苦しい展開。九回に決勝点となる右犠飛を放った主砲廣田大和は「(コロナ禍で練習試合が制限されていることによる)実戦不足もあり、まだ振れていない。調子が上がってこない」と首をかしげた。[br][br] センバツでエースナンバーを背負った福島蓮は、地区大会3位決定戦以来となる公式戦での先発。低めの変化球を振らせて12三振、2失点での完投だったが、「甘く入った直球や変化球が落ちきらないところを打たれた。球威はまだまだ」と内容には納得していない。[br][br] 打線は走者を出しても思うように決定打が出ず、勢いに乗り切れなかった。「もっと実戦を積んだ上で戦えていれば」と小川貴史監督。センバツ出場で地区予選免除となり、実戦をこなせなかったことの難しさを実感している様子だった。[br][br] 準々決勝の相手は、今春の地区大会でコールド負けした八学光星。昨秋以降、4度目の対戦となるが、福島は「勝ちたい。与えられたポジションで、チームのためにできることをしたい」と力を込めた。【八戸西―三沢商】12三振、2失点で完投した八戸西の先発福島蓮=七戸町営