3級配管技能士試験、初の全員合格/名農高環境システム科

3級配管技能士に合格した生徒と、指導を担った浪岡真嗣さん(前列中央)
3級配管技能士に合格した生徒と、指導を担った浪岡真嗣さん(前列中央)
青森県立名久井農業高(浅利成就校長)環境システム科生産システム類型の3年生21人が、建築物の配管工事に関する国家資格「3級配管技能士」に合格した。国が認定する「ものづくりマイスター」の指導を受けて知識を深め、同校では初となる受験者全員の合格.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 青森県立名久井農業高(浅利成就校長)環境システム科生産システム類型の3年生21人が、建築物の配管工事に関する国家資格「3級配管技能士」に合格した。国が認定する「ものづくりマイスター」の指導を受けて知識を深め、同校では初となる受験者全員の合格を達成。生徒は「一番の目標だった全員合格ができてうれしい」と喜んでいる。[br][br] 同類型では毎年度、2年生が3級配管技能士の取得に取り組んでいる。2018年度からは浪岡設備工業所(八戸市)に勤務する、ものづくりマイスター(配管職種)の浪岡真嗣さん(38)の指導を受けている。試験は生徒が2年生だった今年1月に筆記、2月に実技があった。[br][br] 今回は、実技の内容が試験直前で変更になる“ハプニング”もあったという。それでも受験者全員が難関を乗り越え、金山美咲さん(17)は「浪岡さんへの恩返しになればうれしい」と笑顔を見せる。[br][br] 田中七海さん(17)は「試験本番では緊張で作業をやり直したこともあったが、練習の成果を精いっぱい発揮できた」と達成感をにじませた。[br][br] 浪岡さんは、教え子たちの活躍について「試験内容の変更に対応できたことが素晴らしい」と称賛。「AI(人工知能)やIT(情報技術)が普及しても、人間の手でしかできない技術があることを知ってもらえたら」と願いを込めた。3級配管技能士に合格した生徒と、指導を担った浪岡真嗣さん(前列中央)