【新型コロナ】青森県内2人死亡、43人感染 青森市の医療機関でクラスター

青森県などは8日、新型コロナウイルスに感染し入院していた2人の死亡と、43人の感染を発表した。亡くなったのは青森市居住の80代以上の女性と性別非公表の1人。感染が確認されたのは保健所管内別で青森市12人、弘前26人、五所川原3人、三戸地方1.....
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 青森県などは8日、新型コロナウイルスに感染し入院していた2人の死亡と、43人の感染を発表した。亡くなったのは青森市居住の80代以上の女性と性別非公表の1人。感染が確認されたのは保健所管内別で青森市12人、弘前26人、五所川原3人、三戸地方1人と、県外居住者1人。青森市の医療機関では医師やスタッフ計5人が感染するクラスター(感染者集団)が発生。市によると5人とも1回目のワクチン接種を済ませていた。[br][br] クラスターが発生した同市の医療機関では、これまでに感染が判明していた50代男性医師に続き、30~50代の女性スタッフ4人が感染。市によると5人は1回目のワクチン接種をそれぞれ4月25~28日に受けた。効果が発現するとされる接種後約2週間が経過していない状態だった。[br][br] 県や市は医療機関名を公表していないが、同市のたにた耳鼻咽喉科クリニックは8日、クラスター発生のお知らせを施設の入り口に掲示。外来診察の中止とともに保健所の指導に従い対応していく方針を示した。[br][br] このほか、同市の保育施設で発生したクラスターの関連疑いで20代女性が感染。30代と60代の女性2人は、それぞれ既に公表されている感染者の職場関係者と同居人。10歳未満も新たに感染した。別の20代女性、30~80代以上の男性3人は感染経路が不明。[br][br] 弘前管内で同日判明した感染者のうち、20~70代の男女18人の感染経路が不明。別の20~50代の男女7人は知人や同居人を介して感染した。ほかに10代も感染した。4月23日~5月5日に行われた「弘前さくらまつり」との関連性について、県健康福祉部の担当者は「感染源を特定できておらず、情報はまとめ切れていない。関係性は言うことはできない」と話している。[br][br] 三戸管内では80代以上の女性が感染。これまで5人の感染者が出ている通所型医療施設の利用者および従業員。詳しい症状は不明だが8日に入院し、重症で人工呼吸器を着けている。[br][br] 五所川原管内の60代男性は既に感染が判明している70代女性の同居人。40代男性と30代女性の感染経路は不明。県外居住の10代も感染経路は分かっていない。[br][br] 県は同日、東青地域県民局で勤務する40代男性職員の感染を発表した。7日に感染が確認された40代女性職員と別の部署で、県民と接する業務に従事していないという。[br][br] 県内での死者は累計26人、感染確認は1768人となった。入院者は80人で病床占有率は39・8%。