笹原さんが棋道指導員に 久慈将棋道場運営、子どもら指導に尽力

日本将棋連盟から棋道指導員の資格を授与された笹原賢二さん
日本将棋連盟から棋道指導員の資格を授与された笹原賢二さん
日本将棋連盟久慈支部の副支部長で、久慈将棋道場を運営する笹原賢二さん(52)=アマ四段、久慈市=が同連盟から「棋道指導員」の資格を授与された。岩手県内で4人目。支部運営の中心的な役割を担い、地道に子ども教室や大会を開催している。「愛好家に交.....
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 日本将棋連盟久慈支部の副支部長で、久慈将棋道場を運営する笹原賢二さん(52)=アマ四段、久慈市=が同連盟から「棋道指導員」の資格を授与された。岩手県内で4人目。支部運営の中心的な役割を担い、地道に子ども教室や大会を開催している。「愛好家に交流の場を提供し、子どもへの普及に力を入れたい」と意気込んでいる。[br][br] 同連盟が認定する指導員には四つの階級があり、4月1日現在で棋道正師範4人、棋道師範20人、棋道指導員102人、将棋指導員939人となっている。笹原さんは昨年11月、将棋指導員から棋道指導員に昇格した。[br][br] 笹原さんは小学4年で将棋を始めた。社会人になった後も青森県南地方や岩手県北地方の主要大会で好成績を収めた。2006年7月には同市長内町に久慈将棋道場を開設。東日本大震災で道場が浸水するなどの被害を受けたが、早期に再開して活動を継続した。[br][br] 子ども教室は月2回のペースで開催。約1時間、大盤でのワンポイント解説、対局、詰め将棋を通じて基本を繰り返し教える。[br][br] 規模の大きな将棋大会を開催した際には、プロ棋士を招き、指導対局などを通して会員や子どもたちが棋力を高める機会を設けている。[br][br] 笹原さんは「コロナ禍で活動が停滞しているが、できることから地道に取り組んでいきたい」と意欲を見せる。同連盟久慈支部の横沢田均支部長は「基本を大事にする指導で子どもたちの実力も上がっている」と期待を寄せている。日本将棋連盟から棋道指導員の資格を授与された笹原賢二さん