百石幼稚園、取り壊し前の旧園舎にアート 卒園生らも別れ

虹をテーマに感謝の気持ちを表す絵が描かれたもも組の教室
虹をテーマに感謝の気持ちを表す絵が描かれたもも組の教室
おいらせ町の百石幼稚園(吉田絹恵園長)の0~6歳児90人は、完成して間もない新園舎に隣接する旧園舎の取り壊しが始まる前に、施設内を夢いっぱいのアートで彩った。壁や床をキャンバスに花や虹などを描いたり、メッセージを記したりして、慣れ親しんだ園.....
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 おいらせ町の百石幼稚園(吉田絹恵園長)の0~6歳児90人は、完成して間もない新園舎に隣接する旧園舎の取り壊しが始まる前に、施設内を夢いっぱいのアートで彩った。壁や床をキャンバスに花や虹などを描いたり、メッセージを記したりして、慣れ親しんだ園舎に感謝の気持ちを表した。24日、卒園生や地域住民らが旧園舎を訪れ、夢あふれる空間を楽しみながら、たくさんの思い出がある園舎に別れを告げた。[br][br] 同園によると、旧園舎は1974年完成。約50年にわたり、計1300人の子どもたちの成長を見守ってきた。[br][br] 今回の試みは、思い出がたくさん詰まった園舎をアートでいっぱいにしたい―との園児たちの声を受けたもの。園児たちは19日から5日間、教室ごとに設けられた「四季」「虹」「ありがとうの道」の三つのテーマに沿って、創作活動を実施した。[br][br] このうち0~6歳児が使った、もも組の教室のテーマは虹。壁には感謝の言葉が書かれた虹がかかり、床にはヒマワリなどたくさんの花が描かれた。[br][br] 卒園生らは園舎内を懐かしみながら、園児たちのアートを満喫。壁の一部は旧園舎へのメッセージボードとされ、卒園生らが「幼稚園のこと忘れないよ」「家族みんなお世話になりました、ありがとう」などと思い思いに書いた。[br][br] 卒園生で八戸市立下長中2年太齊(たさい)昌宏さん(13)は「鬼ごっこをしたことが思い出。たくさんの人が来ていて、みんな幼稚園が大好きなんだと分かった」と話した。虹をテーマに感謝の気持ちを表す絵が描かれたもも組の教室