青森市本町の時短要請 「協力金支給目的でない」 三村知事、感染防止の観点強調 

青森市本町地区への営業時間短縮要請について改めて説明する三村申吾知事=28日、青森県庁
青森市本町地区への営業時間短縮要請について改めて説明する三村申吾知事=28日、青森県庁
青森県の三村申吾知事は28日の定例会見で、新型コロナウイルス特措法に基づく青森市本町地区への営業時間短縮要請を巡り、対象にならなかった地区から支援を求める声が出ていることに、「あくまでも感染拡大防止の観点から実施しているのであって、協力金支.....
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 青森県の三村申吾知事は28日の定例会見で、新型コロナウイルス特措法に基づく青森市本町地区への営業時間短縮要請を巡り、対象にならなかった地区から支援を求める声が出ていることに、「あくまでも感染拡大防止の観点から実施しているのであって、協力金支給は目的でない」と理解を求めた。[br][br] 県は本町1~5丁目と橋本1丁目の酒類を提供する飲食店に対し、27日から5月9日までの間、営業時間を午前5時~午後9時に限定するよう要請。協力した事業者には計32万5千円以上の協力金を支給する。[br][br] 三村知事は「時短要請は事業者にとって痛みを伴う措置で、実施に当たっては最小限となるよう配慮する必要がある」と説明。「飲食店クラスターの多くが本町地区周辺の繁華街に関連している」として、範囲の適正さを強調した。[br][br] 一方、県内の観光事業者は新型コロナの影響で、大型連休の集客が見通せない状況にある。三村知事は「これまでも宿泊キャンペーンなどで(観光業を)一定程度下支えしてきた」とした上で、「感染状況が落ち着いた先の準備はしている」と述べ、宿泊キャンペーンをはじめとする施策を機動的に展開する考えを示した。青森市本町地区への営業時間短縮要請について改めて説明する三村申吾知事=28日、青森県庁