第二みちのく道「料金徴収10年延長を」 検討委、県に5月提言へ

2022年3月に料金徴収期間満了を迎える第二みちのく有料道路(おいらせ町―六戸町、9・7キロ)の在り方を検討してきた青森県の有識者委員会(委員長・武山泰八戸工業大教授)は27日、県に料金徴収期間を10年間延長するよう求める提言をまとめた。5.....
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 2022年3月に料金徴収期間満了を迎える第二みちのく有料道路(おいらせ町―六戸町、9・7キロ)の在り方を検討してきた青森県の有識者委員会(委員長・武山泰八戸工業大教授)は27日、県に料金徴収期間を10年間延長するよう求める提言をまとめた。5月中旬にも提言する。[br][br] 同日、青森市で開かれた第4回会合で提言内容をまとめた。料金徴収期間の延長と共に、利用者の理解や利用促進を図るため、自動料金収受システム(ETC)整備や時速70キロへの最高速度引き上げなどのサービス向上に取り組む必要性を指摘した。[br][br] 道路を管理する県道路公社の22年3月時点の債務残高見込みは39億6千万円で、料金徴収期間内の償還は困難な状況。[br][br] 近年は、接続する上北自動車道開通で交通量や収入が上向き、今後も天間林道路の開通で利用増が見込まれる。徴収期間を32年3月まで延長することで、県からの出資金19億3千万円を除く債務のうち、銀行と県からの借入金は完済できると試算している。