弘前管内でつつが虫病、今年初確認

青森県は27日、弘前保健所管内に住む70代女性が、4月中旬につつが虫病を発症したと発表した。今年の発症例は初。女性は入院していたが既に退院し、回復傾向にある。治療が遅れて重症化すると肺炎や脳炎などを起こして致死率が高くなるため、県は予防と早.....
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 青森県は27日、弘前保健所管内に住む70代女性が、4月中旬につつが虫病を発症したと発表した。今年の発症例は初。女性は入院していたが既に退院し、回復傾向にある。治療が遅れて重症化すると肺炎や脳炎などを起こして致死率が高くなるため、県は予防と早急な治療を呼び掛けている。[br][br] つつが虫病はダニの一種「ツツガムシ」に刺されることで発症。刺されてから1~2週間で39度以上の発熱や発疹、リンパ節の腫れ、倦怠(けんたい)感などの症状が現れる。患者は高齢者に多い。[br][br] 県内では春から初夏、秋から初冬に発生のピークがみられ、2020年は19件の報告があった。農作業時や山歩き中に肌の露出を避け、帰宅後の入浴や着衣の洗濯を徹底することで予防できる。