【ワクチン接種】八戸で高齢者への優先接種開始

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　八戸市で２１日、６５歳以上の高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が始まった。この日は、市内の高齢者施設の入所者と職員計１０人が接種を受けた。市保健所によると、同日午後５時現在、アナフィラキシーなどの重いアレルギー反応は確認されていない。当面は特別養護老人ホームの入所者らを優先する。入所者以外の高齢者への接種開始時期は、個別接種が５月下旬、集団接種が６月下旬になる見込み。[br][br]　青森県内の高齢者へのワクチン接種を巡っては、むつ、青森両市を皮切りに南部町や田子町、風間浦村でも接種が始まっている。[br][br]　この日は、同市の社会福祉法人八陽会が運営する「修光園サテライト」の嘱託医が、入所者６人と職員４人に米ファイザー製のワクチンを打った。[br][br]　同施設の李澤隆聖所長は「利用されている方々が以前のように家族に面会したり外出したりする環境に、一歩ずつ近づいてほしい」と期待。接種を受けた入所者は「八戸で最初というのは少し怖かったけれど、所長さんが先にやってもらうのを見て安心した」とコメントした。[br][br]　同日、八戸市は市内在住の６５歳以上の高齢者約７万人に接種券を発送した。予約受付は個別接種が５月１７日、集団接種は６月１４日に開始する。[br][br]　２１日の定例会見で小林眞市長は「ワクチン接種の第一歩を踏み出せたことは感慨深い。希望する全ての人に短期間で接種できるように努力したい」と述べた。八戸市で始まった新型コロナウイルスのワクチン接種＝２１日、八戸市の修光園サテライト（施設提供）

八戸市で始まった新型コロナウイルスのワクチン接種＝２１日、八戸市の修光園サテライト（施設提供）