青森県などは20日、県内で16人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。保健所管内別では青森市11人、弘前3人、上十三と三戸地方各1人。青森市の飲食店で新規5人、関連も含めると計8人が感染するクラスター(感染者集団)が新たに発生した。県内の累計感染者数は1336人となった。[br][br] クラスターとなった青森市の飲食店では、市内に住む40~60代の男女5人が新たに感染。オープン前の店で、知人や従業員が集まってカラオケや飲酒をしていた。クラスターが相次いだ同市本町周辺ではない。市は名簿の提供を受けているとして店名を公表していない。[br][br] これまでに発生した同市のクラスター関連は4人増加し、青森慈恵会病院で同市の80代以上男性、本町のバー関連で弘前管内の30代男性の感染が確認された。障害者施設関連では青森市の30代と40代の男性の感染が分かり、一連の感染者数は県外での感染確認分も含めて計197人となった。[br][br] クラスター以外では、三戸地方管内の60代男性、青森市の30代男性、弘前管内の30代と40代の男性の感染が判明。いずれも既に発表されている感染者の知人や職場関係者だった。[br][br] 感染経路不明は上十三管内の60代男性、青森市の30代と40代の男性の計3人で、県と市が調査を進める。[br][br] このほか、県は同日、八戸市内の小学校、青森市本町周辺で発生したクラスターから変異株は確認されなかったと明らかにした。