「頑張って泳いでね」 洋野町で児童がサケの稚魚放流

大切に育てたサケの稚魚を放流する児童ら
大切に育てたサケの稚魚を放流する児童ら
洋野町立中野小(木内隆友校長)の2年生15人と6年生14人は16日、同町の有家川さけ・ます共同ふ化場(澤尻幸男場長)でサケの稚魚放流を行った。児童は「頑張ってね」などと声を掛け、学校で育ててきた稚魚を含む約5万匹の旅立ちを見送った。 同校は.....
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 洋野町立中野小(木内隆友校長)の2年生15人と6年生14人は16日、同町の有家川さけ・ます共同ふ化場(澤尻幸男場長)でサケの稚魚放流を行った。児童は「頑張ってね」などと声を掛け、学校で育ててきた稚魚を含む約5万匹の旅立ちを見送った。[br][br] 同校は地域交流や水産業への理解を深めようと、稚魚の飼育と放流を毎年行っている。1月ごろにサケの卵の提供を受け、児童が餌やり、水温管理などを行い、約1600匹を大切に育てた。[br][br] この日、児童は稚魚が入ったバケツを受け取り「たくさん泳ぐんだよ」などとエールを送りながら、有家川へ放流した。サケは海へ下り、4、5年後に元の川へ戻ってくるという。[br][br] 餌の分量などに注意して稚魚の世話をしてきた、6年の水上優子さん(11)は「サケが元気に戻ってきて、川や海の豊かさやおいしさをつなげてほしい」と将来へと思いをはせた。[br][br] 同日、同町のニチレイフレッシュファーム(南山隆宏社長)の社員4人が地域貢献活動として参加し、児童が安全に活動できるよう放流を見守った。大切に育てたサケの稚魚を放流する児童ら