岩手の環状列石にスポット 県立博物館で縄文テーマ展

西平内1遺跡の調査結果などを紹介するテーマ展。床面には環状列石を再現した
西平内1遺跡の調査結果などを紹介するテーマ展。床面には環状列石を再現した
洋野町の西平内1遺跡を中心に、岩手県内の環状列石や配石遺構にスポットを当てたテーマ展「縄文いわての環状列石(ストーンサークル)」が、盛岡市の岩手県立博物館で開かれている。5月9日まで。 西平内1遺跡は縄文時代後期初めの遺跡。2014、15年.....
有料会員に登録すれば記事全文をお読みになれます。デーリー東北のご購読者は無料で会員登録できます。
ログインの方はこちら
新規会員登録の方はこちら
お気に入り登録
週間記事ランキング
 洋野町の西平内1遺跡を中心に、岩手県内の環状列石や配石遺構にスポットを当てたテーマ展「縄文いわての環状列石(ストーンサークル)」が、盛岡市の岩手県立博物館で開かれている。5月9日まで。[br][br] 西平内1遺跡は縄文時代後期初めの遺跡。2014、15年の発掘調査で石の列が確認され、16年のボーリング調査では環状となることが判明した。大きさは25メートル×28メートルで、周囲では約60カ所の配石墓や5棟の建物跡が確認された。[br][br] 会場では、こうした調査結果を紹介するとともに、出土品などを展示。床面には西平内1遺跡の環状列石を2分の1のサイズで描いて再現したほか、300分の1のジオラマや調査時の小型無人機ドローン映像などもあり、遺跡の様子を多角的に体感できる。[br][br] ほかにも、県内の石にまつわる遺跡などを幅広く紹介。同館学芸第三課長の濱田宏さんは「環状列石を通じて当時の精神文化に触れ、それが現代にもつながっていることを感じてほしい」と話している。[br][br] 時間は午前9時半~午後4時半。月曜休館(祝日の場合は翌平日)。入館料は一般310円、学生140円。問い合わせは同館=電話019(661)2831=へ。西平内1遺跡の調査結果などを紹介するテーマ展。床面には環状列石を再現した