青森県内で45人コロナ感染、過去2番目多さ 青森市で36人

青森県は15日、県内で45人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者数としては3月31日の81人に次ぐ過去2番目の多さ。保健所管内別では青森市36人、八戸市4人、上十三3人、弘前と五所川原が各1人。青森市のうち29人.....
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 青森県は15日、県内で45人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者数としては3月31日の81人に次ぐ過去2番目の多さ。保健所管内別では青森市36人、八戸市4人、上十三3人、弘前と五所川原が各1人。青森市のうち29人は大規模なクラスター(感染者集団)が発生した障害者施設の利用者と職員で、規模が拡大した形となった。[br][br] 八戸市で感染が判明した4人は、市内小学校で発生のクラスターに関連。このうち性別非公表の10代は小学校の児童とみられる。40代女性と80代以上男性は既に陽性が判明している教職員の同居人。性別非公表の10歳未満は、クラスター関連で陽性となった人の接触者だった。規模は関連を含め計20人に拡大した。[br][br] 青森市の障害者施設関連で感染判明の29人は、28人が利用者で1人が職員。症状は調査中だが、大半が無症状という。[br][br] これまでに感染が判明した利用者は施設内で療養しているため、感染の広がりを確認する目的で、職員や利用者約50人について再検査を行っていた。29人は以前の検査で陰性だったが、再検査で陽性が判明した。施設内での療養を通して感染が広がったとみられる。[br][br] 利用者は個室で生活しているが、職員が感染者とそれ以外のケアを行ったり、食事などで空間を共にしたりすることもあったという。県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師は「施設内で感染が広がることはある程度予想されていた」と説明。関係者全員の検査が終了しており、「これ以上の広がりはない」との見方を示した。[br][br] 12、13の両日にクラスターが確認された市内飲食店2軒の関連では、同市の20代男女4人、30代男性、性別非公表の10代、五所川原管内の20代女性の計7人が感染した。障害者施設を含む一連のクラスターの規模は計169人に拡大した。[br][br] 上十三管内の20代男性、80代以上女性、60代女性の3人は、いずれも既に感染が判明した人の同居人や知人。青森市の20代女性と、弘前管内の40代男性は感染経路不明。[br][br] 県内の感染者数は累計1260人。15日現在、コロナ患者の病床使用率は30・6%となり、国の分科会が示す感染状況のステージで、2番目に深刻な「ステージ3」の指標を超えた。