“シモキタ”で八戸のナガイモ人気 「演劇の街」重鎮も太鼓判

八戸のナガイモを使った料理と花柳光朋美さん(右)、本多一夫さん
八戸のナガイモを使った料理と花柳光朋美さん(右)、本多一夫さん
下北で? いえいえ“シモキタ”です―。八戸市で採れたナガイモが東京・下北沢でひそかな人気だ。八戸特派大使を務める都内在住の舞踊家、花柳光朋美(みつともみ)さん(同市出身)がなじみの飲食店に持ち寄ったところ、「すったときの粘りが市販の物と全然.....
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 下北で? いえいえ“シモキタ”です―。八戸市で採れたナガイモが東京・下北沢でひそかな人気だ。八戸特派大使を務める都内在住の舞踊家、花柳光朋美(みつともみ)さん(同市出身)がなじみの飲食店に持ち寄ったところ、「すったときの粘りが市販の物と全然違う」と常連の心をつかんだ。下北沢を「演劇の街」に育て上げた重鎮も太鼓判を押している。[br][br] 母の友人が、毎年冬から春にかけて掘ったナガイモを届けてくれるといい、時季が来るたびに知り合いにお裾分けしている花柳さん。その先の一つで7、8年前に出合ったのが、今年で開場40年を迎えた下北沢の小劇場「ザ・スズナリ」が入る建物1階のスナックだ。[br][br] 昭和ノスタルジー漂う飲食店街の一角で、「うちわ」の看板を掲げる店のスタッフがカルパッチョ、サラダといったその時々のメニューで提供すると、周辺住民や演劇関係者の間でたちまち話題に。その中でも素材の良さに舌を巻いたのが本多一夫さん(86)だった。[br][br] 新東宝ニューフェース4期生にして実業家に転身後、今では下北沢にザ・スズナリを含む8カ所の劇場を運営する本多劇場グループ代表だ。「このナガイモは格別においしい。食べた次の日の体調が全然違う」と笑顔で語る本多さんは、自宅でも台所に立ってとろろそばなどを家族に振る舞うという。[br][br] 「買ってでも欲しいと評判で、今では『ナガイモの花柳さん』と呼ばれるくらい」と笑う花柳さんは「八戸大使20年にして、これが私の仕事だと思っている」と目を輝かせた。八戸のナガイモを使った料理と花柳光朋美さん(右)、本多一夫さん