【新型コロナ】岩手で変異株2人初確認、英国型 広がりは確認されず

岩手県は5日、新型コロナウイルスの変異株が県内で初めて確認されたと明らかにした。3月22日から4月4日の間に公表された県内在住の患者2人からで、いずれも英国型。県は「現時点で変異株の県内での感染拡大は確認されていない」としている。 県による.....
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 岩手県は5日、新型コロナウイルスの変異株が県内で初めて確認されたと明らかにした。3月22日から4月4日の間に公表された県内在住の患者2人からで、いずれも英国型。県は「現時点で変異株の県内での感染拡大は確認されていない」としている。[br][br] 県によると、県環境保健研究センターが実施した変異株PCR検査で、2人の検体から変異株を検出。国立感染症研究所のゲノム解析で英国型と判明した。[br][br] 2人はいずれも、県外患者の接触者として検査を受け、陽性となった。重症ではなく、積極的疫学調査の結果、現時点で2人からの感染は広がっていないという。[br][br] 県は5日に開いた新型コロナの対策本部員会議で、変異株の初確認について報告。まん延防止等重点措置が発令された宮城など3府県との往来について、県民に自粛を要請することを決めた。[br][br] 本部長の達増拓也知事は、3月中旬から県内でも感染が拡大しているほか、変異株も初確認されたとして、一層の警戒を呼び掛けた。重点措置発令地域との往来は「不要不急の帰省や旅行などは、感染拡大防止の観点から自粛してほしい」と求めた。[br][br] 県内では同日、新たに盛岡市の20代男性の新型コロナ感染が確認された。市内の教育保育施設で発生したクラスター(感染者集団)の関連で、県内感染者の累計は705人となった。