交流できる場の充実を 学生移住で町長に提言/東北メディカル学院(五戸)

若宮佳一町長(左)に試験の回答内容を報告する工藤奏人さん(中央)と猪股愛香さん
若宮佳一町長(左)に試験の回答内容を報告する工藤奏人さん(中央)と猪股愛香さん
五戸町の東北メディカル学院(佐藤都留雄学院長)は3月31日、学生から聞き取った五戸に住む上での要望などを報告書に取りまとめ、若宮佳一町長に提出した。学生同士が交流できる施設やボランティア活動に取り組む機会の充実を求める声が多く、コミュニケー.....
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 五戸町の東北メディカル学院(佐藤都留雄学院長)は3月31日、学生から聞き取った五戸に住む上での要望などを報告書に取りまとめ、若宮佳一町長に提出した。学生同士が交流できる施設やボランティア活動に取り組む機会の充実を求める声が多く、コミュニケーションの場を必要としている現状が明らかになった。[br][br] 同学院では2020年度、授業の一環で五戸のまちづくりについて検討。2月に1年生61人(現2年生)を対象に実施した法学の期末試験では、「学生が五戸町に住むに当たっての課題」との問題を出題した。[br][br] 今回の報告内容はその解答をまとめたもので、学生ならではの意見が盛り込まれている。このうち、町外在住者に五戸に転居する条件を聞いたところ、「みんなで勉強でき、遅い時間まで営業しているカフェや商業施設」が約6割を占めた。このほか、有意義なキャンパスライフを送るために希望することについては、「ボランティア活動の場や町民との交流の場」が15%となった。[br][br] 同日は、学生を代表して工藤奏人さんと猪股愛香さんが町役場を訪れ、若宮町長に報告書を提出。猪股さんは「イベントやボランティア活動の機会を増やしてくれると、学生生活がより充実する。イベントに使用する会場なども造ってほしい」と要望した。[br][br] 若宮町長は取材に「貴重な意見で、若い発想を生かせるまちづくりに取り組んでいきたい」と話した。若宮佳一町長(左)に試験の回答内容を報告する工藤奏人さん(中央)と猪股愛香さん