青森と岩手の官公庁で年度初め 各首長、幹部職員に訓示

八戸市の幹部職員に訓示する小林眞市長(左)=1日、市庁
八戸市の幹部職員に訓示する小林眞市長(左)=1日、市庁
官公庁で2021年度の業務がスタートした1日、青森、岩手両県や八戸市では年度初めの式などが開かれ、首長が幹部職員に訓示した。新型コロナウイルスの影響が続く中、感染防止対策や人口減少の克服、東日本大震災からの復興といった重要施策を示し、地域振.....
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 官公庁で2021年度の業務がスタートした1日、青森、岩手両県や八戸市では年度初めの式などが開かれ、首長が幹部職員に訓示した。新型コロナウイルスの影響が続く中、感染防止対策や人口減少の克服、東日本大震災からの復興といった重要施策を示し、地域振興への尽力を促した。[br][br] 各自治体は感染予防対策として、例年より出席者を減らすなどして式を簡素化した。青森県庁では、三村申吾知事が本庁の次長級以上の幹部職員32人に対し、新型コロナの感染拡大防止や県の最重要課題である人口減少に関する対応を加速させるように求めた。[br][br] その上で、「職員のチャレンジを後押ししながら、さまざまな視点からの意見やアイデアを丁寧にくみ取り、部局横断の視点に立って取り組みを推し進めてほしい」と強調した。[br][br] 岩手県庁では感染予防の観点から職員を参集せず、映像配信で達増拓也知事が訓示。新型コロナ対応に加え、発生から10年が経過した東日本大震災からの復興や市町村と連携したふるさと振興などを重要施策に掲げ、「複雑多様化する県民ニーズにしっかりと対応していこう」と呼び掛けた。[br][br] 八戸市の小林眞市長は市庁で、特別職や部長級の25人を前に訓示した。県内の市部の中で人口減少率が低く、移住促進が図られている現状を挙げつつ、「職員一人一人が新たな気持ちでスタートしてほしい。しっかりと目配りしながら、まちづくりを進めていくことが重要だ」と述べた。[br][br] 一方、万引した市庁部局の男性職員を3月31日付で停職1月の懲戒処分にしたことを念頭に、改めて綱紀粛正の徹底を訴えた。八戸市の幹部職員に訓示する小林眞市長(左)=1日、市庁