三戸町がふるさと納税者へ「電子感謝券」 寄付の3割、登録店で利用可

ふるさと納税の「電子感謝券」が利用できる道の駅さんのへ。店内では掲示物でPRしている=28日、三戸町
ふるさと納税の「電子感謝券」が利用できる道の駅さんのへ。店内では掲示物でPRしている=28日、三戸町
三戸町は本年度、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を通じて町に寄付をすると、町内で使える「電子感謝券」が発行される仕組みを青森県内で初めて導入した。返礼品の代わりに寄付額の3割分が発行され、町内加盟店で商品購入や飲食に利用できる.....
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 三戸町は本年度、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を通じて町に寄付をすると、町内で使える「電子感謝券」が発行される仕組みを青森県内で初めて導入した。返礼品の代わりに寄付額の3割分が発行され、町内加盟店で商品購入や飲食に利用できる。現在の加盟店は道の駅さんのへのみだが、町は2021年度中に20店舗まで拡大する考えで、「返礼品を出品していない事業者にもふるさと納税の効果を波及させたい」としている。[br][br] 電子感謝券は寄付をすると即時発行され、ふるさとチョイスの専用アプリを使って店頭で電子決済を行うことで使用できる。全国では28日現在で69自治体が導入し、同町では2月から運用が始まった。[br][br] 28日は「11ぴきのねこのまちづくり」コースに2万円を寄付した神奈川県の女性会社員(51)が道の駅さんのへを訪れ、電子感謝券6千円分を使って11ぴきのねこグッズなどを購入。定期的に同町を訪れる“三戸ファン”でもある女性は「加盟店が増えれば町内を巡るきっかけにもなるので、取り組みが広がってくれたらうれしい」と話した。[br][br] 同町では、ふるさと納税寄付額が年々増えており、町まちづくり推進課の沼澤修二課長は「電子感謝券によって返礼品を出品していない事業者もふるさと納税事業に関わることができる。今後、さらに町一体で事業を進められる態勢を整えたい」と述べた。ふるさと納税の「電子感謝券」が利用できる道の駅さんのへ。店内では掲示物でPRしている=28日、三戸町