【新型コロナ】弘前クラスター、八戸にも波及か 遺伝子解析で判明

新型コロナウイルスの遺伝子分析の結果を報告する大西基喜医師=27日、青森市
新型コロナウイルスの遺伝子分析の結果を報告する大西基喜医師=27日、青森市
青森県内で確認された新型コロナウイルス患者の遺伝子分析で、昨年10月の弘前市の接待を伴う飲食店、11月の八戸市の介護施設、12月の弘前管内の県立高校でそれぞれ発生したクラスター(感染者集団)が同じ遺伝子系統のウイルスによる感染だったことが、.....
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 青森県内で確認された新型コロナウイルス患者の遺伝子分析で、昨年10月の弘前市の接待を伴う飲食店、11月の八戸市の介護施設、12月の弘前管内の県立高校でそれぞれ発生したクラスター(感染者集団)が同じ遺伝子系統のウイルスによる感染だったことが、県感染症対策コーディネーターの大西基喜医師のまとめで分かった。大西医師は「クラスターが大規模になると積極的疫学調査で追い切れない部分があり、それが次の感染を引き起こすのではないか」と話している。[br][br] 県が27日に青森市内で開いた医療従事者対象の新型コロナ感染症事例検討会で報告した。[br][br] 分析の対象は昨年10月から今年1月までの感染者。国立感染症研究所による遺伝子分析のデータを基に大西医師が検討した。[br][br] 弘前管内の飲食店クラスターと学校クラスターは、発生に約2カ月の開きがあるが、潜伏していたウイルスが再度感染を引き起こし学校クラスターにつながった可能性があるという。[br][br] 12月上旬に八戸市や青森市の接待を伴う飲食店、事業所で確認された計3件のクラスターも同系統で、感染が県内各地に飛び火していたことが分かった。[br][br] どちらの遺伝子系統も1月以降は確認されておらず、大西医師は「3カ月くらいでウイルスが消えるのではないか」と指摘した。新型コロナウイルスの遺伝子分析の結果を報告する大西基喜医師=27日、青森市