「光栄」「元気を発信」聖火リレー公募ランナー、本番心待ち

本番を心待ちにする聖火ランナーの(左上から時計回りに)山下繁昌さん、野田武尚さん、小村圭介さん、亀田朝陽さん、齊藤壮希さん(写真はコラージュ)
本番を心待ちにする聖火ランナーの(左上から時計回りに)山下繁昌さん、野田武尚さん、小村圭介さん、亀田朝陽さん、齊藤壮希さん(写真はコラージュ)
青森県内を走る聖火ランナー35人が追加公表された24日、さまざまな思いを胸に見事大役を射止めたランナーたちは「とても光栄」「元気を発信する」とそれぞれ喜びの思いを口にし、本番を心待ちにしている。 「今度は主役で走れるなんて」。東北町の野田武.....
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 青森県内を走る聖火ランナー35人が追加公表された24日、さまざまな思いを胸に見事大役を射止めたランナーたちは「とても光栄」「元気を発信する」とそれぞれ喜びの思いを口にし、本番を心待ちにしている。[br][br] 「今度は主役で走れるなんて」。東北町の野田武尚さん(74)は、今回“2度目”のランナーに選ばれた。高校3年だった1964年東京五輪の際は「補助」として、七戸町の国道4号を聖火ランナーと併走。当時着用した日の丸入りのシャツは宝物だ。半世紀以上の時を経て、今回は三沢市内を走る。「選ばれて光栄。このシャツも着用して走れたら最高だけどな」。[br][br] 西目屋村を走るのは、今春、県立野辺地高に進む亀田朝陽さん(15)。小、中とスキー距離に打ち込み、中学1年時には右脚骨折の大けがを負った。リハビリに励む息子を見守っていた母美穂子さん(45)が「走るための目標になるものがあれば」と考え、聖火ランナーに応募したという。[br][br] 亀田さんはリハビリを乗り越え、昨季の全国大会で入賞するなど輝かしい成績を収めた。「けがしても諦めず努力すれば必ず上に行ける。挫折しそうな人にも伝わる走りをしたい」と、リレー本番を待っている。[br][br] 八戸工大一高野球部の前監督で、春夏通算5度の甲子園に導いた南部町の山下繁昌さん(66)は八戸市内を走る。「多くの人に支えられ、幸せな指導者人生を送ってきた。これまでの感謝の気持ちを込めて走る」。同校OGで、五輪レスリング女子金メダリストの小原日登美さんもランナーに選ばれていることから「学校関係者一同で盛り上げられたら」と話していた。[br][br] スピードスケートに打ち込む八戸市立長者中2年の齊藤壮希さん(14)は、自身が取り組む競技の「魅力を伝えたい」―と聖火ランナーに手を挙げた。走る舞台はもちろん氷都。「僕が走る姿を見た人がスケートに興味を持ってもらえたらうれしい」と熱く語る。[br][br] 五戸町の歯科医小村圭介さん(33)は多忙な仕事と並行して町内のまちづくり活動にも積極的に携わっている。「自分が走ることで、町が元気になる一助になれば。精いっぱい楽しみたい」と気合十分。おいらせ町内を走る予定だ。本番を心待ちにする聖火ランナーの(左上から時計回りに)山下繁昌さん、野田武尚さん、小村圭介さん、亀田朝陽さん、齊藤壮希さん(写真はコラージュ)