【震災10年】地元住民ら手をつなぎ黙祷/八戸・種差海岸 

手をつなぎ、海に向かって祈りをささげる地域住民ら=11日午後2時46分、八戸市の種差海岸天然芝生地
手をつなぎ、海に向かって祈りをささげる地域住民ら=11日午後2時46分、八戸市の種差海岸天然芝生地
八戸市鮫町の種差海岸天然芝生地では、地元住民ら約100人が地震発生時刻に合わせて手をつなぎ、静かに目を閉じた。毎年恒例の鎮魂イベント「HUMANBAND(ヒューマンバンド)on3・11」は、コロナ禍で昨年に続き中止となったものの、有志が集ま.....
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 八戸市鮫町の種差海岸天然芝生地では、地元住民ら約100人が地震発生時刻に合わせて手をつなぎ、静かに目を閉じた。毎年恒例の鎮魂イベント「HUMANBAND(ヒューマンバンド)on3・11」は、コロナ禍で昨年に続き中止となったものの、有志が集まった。同市鮫町の石戸裕子さん(58)は「震災を知らない世代が増えてきた。大人の責任として子どもたちに震災を語り継いでいきたい」と力を込めた。[br][br] 同市で館鼻岸壁朝市を主催する湊日曜朝市会(慶長春樹理事長)は、同岸壁で地震と津波を想定した避難訓練を行った。出店者約40人が黙とう後、それぞれの出店場所から高台の館鼻公園と湊公民館を目指す二つのルートに分かれて一斉に移動し、避難経路を確認した。慶長理事長は「10年の節目。安心して来場してもらえるように改めて気を引き締めて防災に取り組んでいく」と話した。手をつなぎ、海に向かって祈りをささげる地域住民ら=11日午後2時46分、八戸市の種差海岸天然芝生地