【震災10年】震災の記憶をどう伝承 野田で復興ミーティング

今後の村づくりや震災を語り継ぐ方法について意見を交わした復興ミーティング=11日午後5時半ごろ、野田村
今後の村づくりや震災を語り継ぐ方法について意見を交わした復興ミーティング=11日午後5時半ごろ、野田村
野田村保健センター内にある復興展示室では、青森県や関西の有志によるボランティアネットワーク「チーム北リアス」が復興ミーティングを開き、役場関係者と震災の記憶を伝承していく意義や今後の村づくりについて意見を交わした。 チームは震災後に八戸高専.....
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 野田村保健センター内にある復興展示室では、青森県や関西の有志によるボランティアネットワーク「チーム北リアス」が復興ミーティングを開き、役場関係者と震災の記憶を伝承していく意義や今後の村づくりについて意見を交わした。[br][br] チームは震災後に八戸高専や弘前大、大阪大などの有志で結成。津波で流された被災写真の返却活動などを続けてきた。[br][br] 復興ミーティングにはメンバーや小田祐士村長ら約15人が参加した。大阪大大学院の石塚裕子特任講師は「震災伝承施設を村民と一緒に回るルートの構築や語り部の育成が重要」と指摘。チームの現地事務所長を務める貫牛利一さんは「古里への思いを強めるためにも震災復興に関わる活動に村の子どもたちを参加させていくべきだ」と訴えた。[br][br] 日が落ちると村内の愛宕(あたご)神社の大鳥居前では、約250個の燈籠(とうろう)がともり、辺りを静かに照らした。今後の村づくりや震災を語り継ぐ方法について意見を交わした復興ミーティング=11日午後5時半ごろ、野田村