市が騒音度調査の要望継続 岡三沢5、6丁目地区移転目指し

三沢市議会基地対策特別委は9日、市役所で会合を開き、三沢基地周辺対策に関する市の要望の進捗(しんちょく)状況を確かめた。岡三沢5、6丁目地区の移転措置について、市側は早期の実現に向け、2024年度とされる航空自衛隊三沢基地へのF35A配備完.....
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 三沢市議会基地対策特別委は9日、市役所で会合を開き、三沢基地周辺対策に関する市の要望の進捗(しんちょく)状況を確かめた。岡三沢5、6丁目地区の移転措置について、市側は早期の実現に向け、2024年度とされる航空自衛隊三沢基地へのF35A配備完了時期よりも前に、住宅防音工事対象区域などの指定の基となる「騒音コンター」の見直しに向けた騒音度調査を実施するよう、国に求め続ける考えを示した。[br][br] 会合では、岡部章典基地渉外課長が調査について、国は時期を特定していないが、F35Aの配備状況を見ながら実施すると回答している、と報告。米田光一郎副市長は「岡三沢地区は高齢化が進んでいる。最終配備を待たずにやってほしいとの意向は伝えているし、要望は今後も変わらない」と強調した。[br][br] 岡三沢5、6丁目地区では、東北防衛局が同基地へのF35A配備を巡り17、18年度に実施した騒音調査で、暫定的数値ながらも移転対象となる第2種区域の指定基準値を超える結果が示された。これを受け、市と市議会は20年度、移転の実現に向けて、国に早期の移転補償対象区域の見直しを図るよう要望している。